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当院について

チーム医療

NST摂食・嚥下障害チーム

当院、NST摂食・嚥下障害チームは、看護師を中心に医師やリハビリスタッフ、栄養士、薬剤師などの多職種によって構成されています。

食事を食べることが難しい入院患者さまを中心に、他職種で関わらせていただいています。まずは、口の中に汚れ(舌苔や痰、はく離上皮や食物残渣など)が無いかを見て、口の中のそうじをしています。その上で、各種検査(反復唾液嚥下テスト:RSSTや改訂水飲みテスト:MWST、食物テスト:FTや頚部聴診など)を行い、可能であればゼリー食から徐々に食事が進められます。

これまで、当チームにて対応させていただいた患者様の約7割の方が何らかの形で口から食べることができるようになっております。

NST栄養サポートチーム

当院のNSTについて

NSTとはNutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略称です。
様々な角度から患者さんの栄養状態を把握し、合併症の予防・治療効果を十分に発揮できる状態になるよう、患者さんの栄養をサポートいたします。

NSTラウンド

医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・臨床検査技師の多職種がチームとなり、患者さんに合った栄養療法の検討・実施・評価を行い、より良い治療効果を得られるよう努めています。

褥瘡対策チーム

チームメンバー

皮膚科医師
各病棟看護師
外来看護師
薬剤師
栄養士

目標

チームメンバーを中心に、 新規発生率保有率の減少を目標として活動しております。

活動内容

・各病棟において、入院時と清拭時・排泄ケア時などに皮膚の状態を観察し、 褥瘡形成の有無を確認。
・褥瘡予防対策としてクッションを増量し、体位変換時の効果的なポジショニングにより除圧を行うよう、各病棟スタッフに声掛け。
・褥瘡形成患者様に対し、週1回の褥瘡ラウンド及び各病棟看護師による毎日の処置(洗浄ガーゼ交換)。
※褥瘡ラウンドは皮膚科医師・各病棟看護師・外来看護師・薬剤師・栄養士により処置を行っております。

緩和ケアチーム

緩和ケアとは

がんや心不全などの生命を脅かす疾患によって生じる体のつらさや、 病気の治療に伴う体のつらさ、治療や生活などの不安を抱えている患者さまやご家族に対して、 それらの苦痛を緩和し、 生活の質を改善することを目的とした支援のことです。

緩和ケアは、病気の初期から介入し、 治療 (化学療法や放射線治療など) と同時に行うことで、早期から副作用を予防したり症状に対処したりすることで、生活の質を向上させ、治療にも良い影響を与えるとされています。

緩和ケアチームについて

当院は「三重県がん診療連携病院」に指定されています。
それを受け、平成25年10月より緩和ケアチームの活動が始まりました。
毎週1回 (水曜日)、 緩和ケアチームのメンバーが集まり活動しています。

活動内容

患者さまやご家族さまのつらさや苦しみを緩和し、日々の生活をより快適に過ごしていただくことを目的に、医師や看護師、薬剤師、栄養士などのさまざまな職種が集まり、週1回検討会をおこなっています。
検討した内容は、主治医や担当看護師に提案させていただいております。対象者は、がんなどの生命を脅かす疾患と診断された患者さまと、そのご家族です。
痛みなどのつらい症状がある方、症状悪化のリスクの高い方、医師や看護師から依頼された方、患者さまやご家族の方から希望された方などに行っています。
入院中の患者さまへは、がん看護専門看護師が週に1回 (水曜日)、患者様のお部屋に伺い、不安や心配事、お困りごとなどの相談をおこなっております。
外来通院中の患者さまへは、がん看護専門看護師が週1回 (水曜日)、外来にて相談を承っております。

平成31年令和1年度(2019年度):年間相談件数162(件)
平成30年度(2018年度): 年間相談件数135(件)

構成メンバー

医師(内科医師、 精神科医 (非常勤))
がん看護専門看護師
看護師(外来・病棟)
薬剤師
管理栄養士
ソーシャルワーカー

相談内容に応じて、 理学療法士なども参加し、 カンファレンスを行っています。

相談受付内容

次のような症状やお悩みがあるときは、遠慮なくご相談ください。

痛み、息苦しさ、食欲不振、吐き気、 だるさ、 不眠、 脱毛、 むくみなど。
抗がん剤の副作用の予防・対処の方法など。
退院後の生活、 今後についての不安、治療の選択など。
経済的なことが心配な方や、 介護が心配な方 など。

相談方法

相談内容については、緩和ケアチームで検討し、後日患者さまにご提案させていただいております。
緩和ケアチームの医師や栄養士なども、 お部屋でお話を聞きに伺う場合もあります。面談をご希望される方は、お気軽にスタッフへお伝えください。

入院中の方

主治医または病棟師長、看護師へ「相談希望」とお伝えください。

外来中の方

主治医または外来看護師へ「相談希望」とお伝えください。
または 地域連携室「がん相談室」(外来棟4階)にてご相談ください。

がんと診断された方は、 診断されてすぐでも相談できます。
住み慣れた地域で、より良く生きていけるように。私たちにお手伝いさせてください。
お気軽にご相談ください。