診療科のご案内
氏名 | 認定 | 専門 | 学会 | |
玉置 力也 |
日本眼科学会専門医 |
緑内障 網膜硝子体 |
日本眼科学会 |
▶ あいさつ
平成27年1月より愛知医科大学病院より尾鷲総合病院にやってまいりました玉置力也です。
愛知医科大学では主に緑内障と網膜硝子体疾患の診断と治療、特に手術治療に携わってきました。これまでの経験が尾鷲・紀北・熊野地域の皆さまのお役にたてるように努力していきたいと考えています。患者さんの訴えをよく聞くことが正しい診断・治療につながると考えて日々診療しています。目でお困りのことはお気軽にご相談ください。
眼科の特徴
一般外来診療
角膜疾患、結膜疾患、白内障、緑内障、網膜疾患など、眼科全般の診療を行っています。
視能訓練士による検査(予約制)視能訓練士とは、国家資格を持った眼科の検査の専門家です。月に1度、視野検査、小児の斜視弱視検査、眼鏡合わせ等を予約制で行っています。
白内障手術白内障は水晶体というレンズの役割をする組織が濁って視力が低下する病気で、加齢が主な原因です。治療は手術により濁った水晶体を眼内レンズ(人工水晶体)に置き換えます。当院では最新の検査装置・手術装置を導入し、精度の高い白内障手術を行っています。 当院では患者の安全のため入院で行っています。総合病院ですので全身に疾患のある患者でも各科と連携の上、眼科手術が可能です。片眼の手術は3日間入院、両眼手術は5日間入院です。
緑内障日本では失明原因の第1位の疾患は緑内障です。
緑内障とは、眼圧(眼内の圧力)によって視神経乳頭が障害され視野狭窄を起こす病気です。一度起きた視野狭窄は改善することがないので、早期発見・早期治療が重要です。しかし、最新の調査によると、40歳以上の日本人における緑内障有病率は5%、そのうち8割の人は緑内障が未発見のまま放置されています。
緑内障の診断のためには眼底検査、視野検査、光干渉断層計(OCT)などの検査を行います。治療は点眼薬・手術などで眼圧を下降させ、進行を出来るだけ遅らせるようにします。
定期的に検査を行い緑内障の進行度を測定して、個々の患者に応じた眼圧下降治療を行っています。
緑内障手術 緑内障の病型や病期に応じて緑内障手術を行っています。緑内障で失った視野は手術をしても戻りませんが、進行を少しでも遅らせるための治療です。術式によって入院期間は変わりますが、4日~10日程度の入院が必要です。
硝子体手術 黄斑前膜、黄斑円孔、硝子体出血、裂孔原性網膜剥離、増殖糖尿病網膜症などの疾患に対して行います。硝子体や網膜に付着した余分な組織を切除し、網膜に穴がある場合はレーザーで穴の周囲を固め、眼内にガスを注入します。ガスが入った場合は数日間うつむき又は横むきの姿勢が必要です。4日~10程度の入院となります。
眼瞼痙攣・片側顔面痙攣のボトックス治療眼瞼痙攣・片側顔面痙攣とは自分の意志とは関係なく目の周りの筋肉が痙攣する病気です。眼を開けているのがつらくなり、眩しさや目の渇きなどの症状が出る場合が多いです。痙攣を抑えるボトックスを目の周りに数か所注射します。効果は3か月程度続きます。