リハビリテーション部

リハビリテーション部の概要
当リハビリテーション部は、理学療法士10名、作業療法士3名、助手1名の全14名で、月曜日から金曜日まで理学療法・作業療法・物理療法を行っています。
リハビリテーションの具体的内容
入院や外来に関わらず、まずは整形外科および内科からリハビリテ―ション室に処方が出され、それを基に理学療法や作業療法が開始となります。理学療法は、主に足の骨折後、脳出血、脳梗塞、COPDに対し、早期社会復帰を目指して運動療法や日常生活動作練習などを行っています。作業療法は、主に手の骨折後および脳出血・脳梗塞に対し、治療・練習を主体として行っています。また、生活にそって食事・整容・着替え・トイレ・入浴などの日常生活動作を練習しています。さらに、自助具(生活障害を解決するための道具)の作成援助もしています。

リハビリテーションの流れ



呼吸リハビリテーションとは? 対象になる患者様は、肺気腫、慢性気管支炎、慢性気管支喘息、肺結核後遺症、気管支拡張症などで呼吸機能が低下し日常生活で何らかの支障をきたすようになった患者様です。これらの病気では病気そのものを完全に取り除くことは出来ませんが、呼吸リハビリによって、呼吸が楽になり日常生活の質(クオリティー・オブ・ライフ;QOL)が向上することが知られています。

呼吸リハビリテーションの目的 呼吸器症状の軽減をはかり,合併症予防、日常生活動作(着替え,食事,入浴など)能力の向上、運動能力の向上、不安や抑鬱などの精神状態の緩和により、患者様のQOL(Quality of life=生活の質)を向上させることが目的です。

なぜ運動療法が大切か?

現在、呼吸困難の改善効果などが最も明確に証明されているのは運動療法であり、運動療法は呼吸リハビリの根幹であるとされています。慢性の呼吸器疾患の患者様は、急いで歩いた時や階段や坂道を上った時などは酸素の消費量が急激に増加し、運動直後に酸素負債という現象が生じ運動を止めた直後2-3分に運動時よりさらに息苦しさを感じることがしばしばあります。そこで、残された肺の機能や呼吸筋を最大限に使い、上下肢の筋力を訓練するなど呼吸困難を改善するためのリハビリが重要となります。

呼吸リハビリテーションプログラム呼吸法(口すぼめ呼吸や腹式呼吸など)指導,リラクゼーション,呼吸筋トレーニング,呼吸筋ストレッチ体操,排痰法(体位ドレナージやフラッターなど),上肢・下肢筋力トレーニング、日常生活動作の指導などを,患者さんに合わせて選択し指導します。



運動器リハビリテーションとは

運動器とは、骨,関節,筋肉,腱,神経など,体を支えたり動かしたりする器官をまとめて呼ぶ名称です。
運動器の疾患を有する患者様は身体運動が制限され,仕事,外出,家事などの日常生活動作を困難にさせ,旅行や趣味の活動にも支障を来すようになります。さらに病状がすすめば,食事,排泄,入浴といった最も基本的な動作さえも自力では難しくなり,特に高齢者においては運動器疾患が寝たきりや要介護の原因の一つともなっています。運動器疾患をもつ患者の心身機能と生活の活動性向上をはかる治療が「運動器リハビリテーション」といえます。



脳血管リハビリテーションとは? 脳卒中患者様の多くには、後遺症として何らかの障害が残ります。こうした障害を少しでも軽減し、残された機能を強化して「生活再建を援助する」ことです。

脳血管リハビリテーションの目的 各専門スタッフにより、機能回復の為のリハビリだけでなく、在宅復帰へ向け、起き上がりや歩行、階段昇降などの基本動作から、更衣や入浴などの日常生活活動、さらには掃除や調理などの家事動作などの自立を目指すことです。

脳血管リハビリテーションの流れ

急性期に行うリハビリテーションは、あらゆる面から危険性のないリスク管理(起立性低血圧、誤嚥など)に重点を置いて行います。これらは廃用症候群の予防や日常生活の動作の訓練を中心に行い、患者様がベッドから起きあがり、自立することをめざして進めます。廃用症候群を予防するためには、健常の側の筋力を維持し、また増強することも必要です。そして危険のないように注意しながら、脳梗塞の発作後できるだけ早い時期から集中的なプログラムを組んで進めます。症状が軽ければ急性期リハビリテーションを終了した段階で、自宅復帰や社会復帰できる場合があります。
発作から比較的時間を経過した時期のリハビリテーシンでは、機能訓練、日常生活訓練、高次脳機能訓練などの訓練を行っております。また、言語に障害がでてコミュニケーションがとりにくい場合には、失語の状態を検査して、どのような方法であればコミュニケーションが可能かなどを検討し、歩行に装具が必要なときには早い時期から、どのような装具がよいかなどを検討します。