令和４年度 尾鷲総合病院 病院指標

内科入院症例にて最も多い症例は、心不全の患者さんとなっています。
次いで、腎臓又は尿路の感染症、誤嚥性肺炎、大腸ポリープ、慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全の患者さんとなっています。
地域の高齢化に伴い、高齢者に多い疾患である心不全や尿路感染症が上位となっており、また、高齢者が多いことから、平均在院日数も長くなっています。

外科入院症例にて最も多い症例は、鼠径ヘルニア（15歳以上）の患者さんとなっています。
次いで、ヘルニアの記載のない腸閉塞、膵臓、脾臓の腫瘍、直腸肛門（直腸Ｓ状部から肛門）の悪性腫瘍、大腸ポリープの患者さんとなっています。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。

整形外科入院症例にて最も多い症例は、四肢筋腱損傷の患者さんとなっています。
次いで、股関節・大腿近位の骨折、肩関節周辺の骨折、前腕の骨折、膝関節症（変形性を含む。）の患者さんとなっています。
上表を見ると、平均年齢が高くなっていることが分かり、これは、高齢化に伴う骨粗鬆症や転倒リスクが影響していると考えられます。
また、平均在院日数も長くなっており、術後等にリハビリ治療を行っているためと考えられます。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。

眼科入院症例にて最も多い症例は、白内障の患者さんとなっています。
次いで、緑内障の患者さんとなっています。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。

泌尿器科入院症例にて最も多い症例は、前立腺の悪性腫瘍の患者さんとなっています。
次いで、膀胱腫瘍、前立腺肥大症等の患者さんとなっています。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。

内科にて最も多く行われている手術は、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(直径2cm未満)です。
次いで、中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）です。
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は大腸ポリープを内視鏡で取り除く手術であり、開腹手術を行うよりも患者さんへの身体的負担が少ない手術です。
中心静脈注射用植込型カテーテル設置は、中心静脈から薬（抗がん剤や高カロリー輸液）の点滴を行うための管を体内に植え込み、毎回点滴の度に身体に針を刺す身体的ストレスを軽減するために行われる手術です。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。

外科にて最も多く行われている手術は、鼠径ヘルニア手術です。
次いで、腹腔鏡下胆嚢摘出術です。腹腔鏡下胆嚢摘出術を行うことで、開腹手術を行うよりも患者さんへの身体的負担が少ないため、回復が早い手術です。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。

整形外科にて最も多く行われている手術は、骨折観血的手術（大腿） 等です。
次いで、関節鏡下肩腱板断裂手術（簡単）です。
骨折観血的手術は骨折した患者さんに対して行われますが、その骨折は外的要因から生じることが多く、高齢者により多く生じます。
関節鏡下肩腱板断裂手術は、断裂した腱板を上腕骨頭にくっつける手術です。
高齢に伴って生じた骨折については術後の早期リハビリが重要であり、当院においても、患者さんが日常生活の自立、社会復帰を少しでも早く行えるよう、サポートを行っています。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。

眼科にて最も多く行われている手術は、水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)です。
次いで、緑内障手術（濾過手術）です。
水晶体再建術は白内障の患者さんに対して、濁った水晶体を取り出し、代わりに人工レンズを挿入する手術です。当院では2泊での予定入院にて手術を行っています。
緑内障手術（濾過手術）は目詰まりを起こしている線維柱帯を切除して、目の中と外を交通させ、新たな房水の出口を作って眼圧を下降させる手術です。
病院指標作成の定義により、患者数が10人未満の項目は「－」にて表示しています。